東近江消防 > 令和3年度 消防職員意見発表会



消防職員意見発表会を開催しました

 東近江行政組合消防本部では毎年、消防職員の自己啓発推進を目的に意見発表会を開催しています。この意見発表会は、消防職員が日々の業務のなかで感じていることや、災害現場等で経験したことを通し、今後自分自身や消防の組織がどうあるべきか等の考えや決意を述べる場となっています。
 今年度は、びわこ学院大学の丸山俊明教授を審査委員長とした6名の審査委員により、令和3年12月16日(木)、消防本部屋内訓練場において実施し、11名の出場者から最優秀者と優秀者の計2名が選出されました。
〈発表内容〉
『最優秀賞』
・消防副士長 内田 護文 『消防YouTuberとして』
 コロナ禍で防災訓練などはやりたくてもできない。そんな時、学生の会話を耳にした。「滋賀県は地震が起こらない」。しかし、見ず知らずの私は、それが違うと伝えることもできない。
 学生たちはYouTubeを見ながら会話をしていることからヒントを得て、当消防本部のYouTubeチャンネルを使い、地域の防災力を向上させたいと出演を志願。しかし、マジメな消防の資料動画が完成。興味を持ってもらい、見てもらうことが必要と感じたため、おもしろさ、わかりやすさ、親近感をコンセプトに新たに動画を作成したところ、動画は高評価だった。
 変わりゆく生活様式に遅れをとることなく、消防YouTuberとして防災の大切さを東近江から世界の人々へ配信していくと発表した。

『優秀賞』
・消防士 加々爪 一起 『守りたい”モノ”がある』
 年を経るごとに災害は甚大化、複雑多様化している日本、それに合わせて我々消防が使用する資機材も次々と新しい物が開発され導入されている。
 全ての資機材に精通するため訓練をするが、次々と新しい資機材が導入され、各資機材と接する時間は少なくなり、故障が後を絶たないことから、マイスター制度の導入を提案します。
 マイスター制度とは、ドイツ発祥の職能訓練制度で、職人の専門的な技術や理論を完全にマスターした者に、マイスターの称号を与える。
 この制度で、資機材取扱いのエキスパートの育成と、故障時の対応を私たちの手で修繕できるようになりたい。
 資機材の諸元性能を理解し、その能力を100%発揮して災害対応するとともに、資機材を未来へ繋いでいくと発表した。

(その他の出場者については、出場者一覧(PDF)のとおり)

 なお、上記2名は、令和4年2月3日(木)に滋賀県消防学校で開催されます第47回滋賀県消防職員意見発表会に出場します。 


 
   
 
   
   


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