平成30年2月15日(木)に滋賀県消防学校で第43回滋賀県消防職員意見発表会が開催されました。この意見発表会は、消防職員が日々の業務の中で感じていることや、災害現場等で経験したことを通し、今後自分自身や消防の組織がどうあるべきか等の考えや決意を述べる場となっています。
滋賀県にある7消防本部から各2名が出場し、当消防本部からは昨年12月に実施した意見発表会で優秀な成績をおさめた2名が出場しました。
出場者それぞれから素晴らしい意見が発表された中で、当消防本部代表の富永消防士が入賞(14名中5名)しました。 |
|
【出場者の発表内容】
消防士長 山本祐輔 『道標』
消防の世界では、災害現場で任務を遂行するための厳しい指導が、時に限度を超えてしまう危険性があるといわれている。
新人の頃、先輩から「消防のイロハ」を厳しく叩き込まれ、つらく、苦しい思いをしてきたが、ある現場での経験から、その厳しい指導は、災害現場で命を預けることができる仲間を育成し、強固な信頼関係を築くために必要不可欠であることに気づいた。
消防の指導は、相手を無視した一方的な指導ではなく、相手を認め、真剣に向き合う「必要不可欠な厳しさ」である。先人から受け継いできた消防魂を次の世代に伝える「道しるべ」になると発表した。 |
|
消防士 富永貴浩 『救命団』
今年の4月に出動した救急現場において、心肺停止状態だった傷病者は素晴らしい救命の連鎖によって社会復帰され、後日、傷病者から直接感謝の言葉を頂いた。その経験から、改めて命の尊さを痛感することとなった。そこで、救命率の向上について何か出来ることはないかと考え、以前に訪れた救命率世界No.1のシアトルの取り組みを交え、自国との違いについて検討し自分なりに見解、そして、自国への導入を提案する発表をした。 |
|
|
 |
 |
|
|
 |
 |