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第42回滋賀県消防職員意見発表会の結果について

 平成29年2月9日(木)に滋賀県消防学校で第42回滋賀県消防職員意見発表会が開催されました。この意見発表会は、消防職員が日々の業務の中で感じていることや、災害現場等で経験したことを通し、今後自分自身や消防の組織がどうあるべきか等の考えや決意を述べる場となっています。
 滋賀県にある7消防本部から各2名が出場し、当消防本部からは昨年12月に実施した意見発表会で優秀な成績をおさめた2名が出場しました。
 出場者それぞれから素晴らしい意見が発表された中で、当消防本部代表の入江消防士、小杉消防副士長が入賞(14名中5名)しました。また、入江消防士は平成29年4月25日(火)に大津市で開催される東近畿支部消防職員意見発表会の滋賀県代表に選出されました。

【出場者の発表内容】
 能登川消防署 消防士 入江優太 『ちびっ子防災サークル』
 地域の防災リーダーとして消防団員は重要であるが、その団員が年々減少している。能登川消防署が30年前から毎年実施している「ちびっ子消防広場」で大人500人にアンケートを行った結果、消防団に興味を持っている方が全体の4割以上もあり、他の機関が実施したアンケート結果と比べ、かけ離れて高い数値であった。これは、「ちびっ子消防広場」が幼少期から消防とふれあう場として定着し、地域防災や消防団への関心に結びついていると考え、「ちびっ子防災サークル」の結成を提案した。このサークルは常備消防、消防団、学生等のボランティアで運営し、地域ぐるみで幼少期から防災教育を行うことにより、地域の防災力向上と消防団員数の増加に繋がると発表した。

 消防本部警防課 消防副士長 小杉哲平 『受け継がれる想い』
 新人の頃の訓練中、失敗を繰り返す自分に先輩は何度も叱り続けた。当時はその指導が理解できず嫌であったが、自分が後輩に指導する立場となり自問自答をした。結果、人命を預かる仕事だからこそ「自分に厳しく。人にも厳しく。」と答えを出し、人を助けたいという熱い気持ち、精神を受け継ぎ、次の世代に伝えていくと発表した。  

【発表会の様子】
入江消防士 小杉副士長


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